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今日もじんわりと沁みる話。

古代ローマの習わし(バラの花を飾った部屋での会話は秘密にする)や、英語の『アンダー・ザ・ローズ』(バラの下で)には<内緒で、秘密に>という隠語である事柄に触れ、そこから薔薇(ばら)の濁点を取って<ばら→はら→腹>に引っ張り、消費税増税についての党首会談が『腹を割って話したのか?』という話題に持っていく・・・編集長様、今日も脱帽でごじゃりまする。

さらには、フランス元駐日大使で詩人のポールクローデルの作品から<薔薇曰く われをまもるもの 
そは刺ににあらずして 匂い>(山内善雄訳)を引き合いに出し、お互いに足を引っ張り合うトゲトゲしい関係から政策に花を咲かせる『匂い』を感じさせるのであれば密談も悪くないとまとめてくる。

もはや噺家の小話ではないが、言葉の持つ余韻に唸らされるばかりである。

時事問題に対しボキャブラリーの深さもさることながら、的確に『オチ』をつけ制限文字数きっかりに仕上げるこの<編集手帳>は本当すばらしい。1面片隅ではあるけれど、取っ付き難い話題であっても自然に心へ軽妙な笑みをもたらしてくれる。

こんな文章をさらっとまとめられる人を目指します!

読売編集手帳3/2
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2012.03.02 / Top↑
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