小説レビュー その他もろもろとか。

7月から始めたお店が忙しくてなかなか本を読む時間がとれないのが心残り。
8月はゼロ冊だし9月もごく僅か。10月も今のところ読めてないし、自宅とお店の往復のみの残念な生活。
貧乏暇なしで旅行なんか滅多に行けないんだけれど、だからこその読書なのに。
旅行なんか行けなくても、あっという間にどこへでも行けるのに・・・。


2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:518ページ
ナイス数:68ナイス

新装版 塔の断章 (講談社文庫)新装版 塔の断章 (講談社文庫)感想
物語の核心に迫るまでずっと夢をみているような構成の妙が、読者の脳内を果てしなく混乱させ続けるというミステリー。ずっと疑心暗鬼の状態を保たせる筆力は圧巻であり、時系列がいくつも並行して進んだりしながら真相に近づく様はいわゆる『乾マジック』とマニアでは評判のよう。どうしても『名前』や『男女』とかを疑う叙述トリックやミスリードを気にしてしまい、本作品に関してはそれほどのめり込むことが出来なかった。先入観とは怖いもので、何も考えないで読んで騙されるほうがずっと面白いと思いつつ騙されまいと構える自分が本当情けない。
読了日:9月21日 著者:乾くるみ


キャンセルされた街の案内 (新潮文庫)キャンセルされた街の案内 (新潮文庫)感想
人が生活してゆく中での僅かなそよ風に匂いを感じさせる短篇集。ひとつひとつの物語には盛り上がる場面も心に響く情景すらも用意されてはいない。ただ全体を通して読むと不思議な余韻に包まれている自分がいる。言葉で紡ぐ小説なのに言葉では表現できない匂い・・・物語の残り香とでもいうのか、読者にそのすべてを委ねても余りある泥臭さを感じるのだ。見過ごしてしまいそうな毎日も、ほんの少し視点を変えることで印象が別のものにすり替わる。まさに男が男でいることの難しさ、女が女であることの難しさ、人が人である難しさの余韻を感じている。
読了日:9月14日 著者:吉田修一


宣伝会議 2014年 10月号 [雑誌]宣伝会議 2014年 10月号 [雑誌]感想
今年はどうしようかなあと思ってたけどやっぱりやるかな。当初は企業賞狙いだったけど、やっぱりステージに立ってみたいよね。
読了日:9月1日 著者:

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2014.10.05 / Top↑