小説レビュー その他もろもろとか。

スマートフォン時代到来につき、こちらに移動します。

「IMAMIRU」

というタイトルにしました。
映画とか、本とか、だいぶ偉そーに感想を述べたり、真面目だったり、ふざけたり、通勤通学のお供に見てやって下さいまし。


2011/3/3(木)の追記

ここまでがサンマルク大宮指扇店ケイタイホームページに掲載していた毎週1回ずつ連載した秘蔵のブログ。 タイトルも「見ちゃダメ」とか何回か変更したりして(もう忘れちゃった)最後が「裏まるく」っていうタイトルだった。
ケイタイホームページはお店でやってたJAZZ生演奏情報や、新作パンの紹介、求人情報、窯だしチーズケーキ割引画面など毎週情報更新していたんだけど、それに合わせて細々と掲載していたブログが何故か人気が出てしまい、引き続き延長している今日この頃。くだらない書評や映画感想など、今後も通勤電車のお供にお付き合い下さいませ。


2010.11.04 / Top↑
「U」が使えなくて文字入力に支障を来たして、本当もー無理。
しかも修理に出したら、

「部品がないので直りません」

という解答。
部品の保存期間は6年間で、それ以上古いPCは修理不可だそうな・・トホホ。

結局なだめながら文字を入力、かな入力にしたり、コピー&ペーストで対応、音読みを訓読みで変換したりして、信じられないくらいの努力でこの文章が成り立っている。

なくなってわかる大切なもの

まぁそういうものですよね。

さて本題はアーネスト・ヘミングウェイの物語について。
これは会議室の「琢」さんが取り上げててぐっと心に感じたので、そのまま内容をだいたい抜粋。ほぼ転載してまでも見てもらいたい。


「六つの単語で物語をつくれるかどうか」という賭けに、果敢に挑んだヘミングウェイは後に、自らの最高傑作だと自負しています。

For sale: baby shoes never worn

売ります:赤ちゃんの靴 未使用


実に感慨深い。
読んだ一人一人の思考の中に、きっと様々な情景やドラマが想像される。たしかに物語だ。

これだから言葉の世界はやめられません(笑)
2010.11.03 / Top↑
今でこそ一流作家の一人として活躍してるけど、この作品はまだデビュー間もない江國さんの短編集なのだ。

「間宮兄弟」以来、久々に江國作品に触れることになった。
まぁ当然のことながら「冷静と情熱のあいだ」は何度も読み返す名作で、DVDも買ったくらい(笑)
短編だとよりいっそうサラっとしているというか、淡々と話が進みそれでいて心に残していくという独特の感覚がすでに「大人」を感じさせずにはいられない。

一番冒頭の「デューク」はセンター試験で全文掲載、受験者が次々と号泣し試験に支障をきたしたという曰くつきの作品。少し抜粋すると、

歩きながら、私は涙がとまらなかった。

  中略

デュークが死んだ。
私のデュークが死んでしまった。
私は悲しみでいっぱいだった。

  中略

泣けて、泣けて、泣きながら駅まで歩き、泣きながら改札口をとおり、泣きながらホームに立って、泣きながら電車に乗った。


愛犬が亡くなったという導入部・・動物を飼ったことがある人は、この悲しみが痛いほどよくわかるだろう・・・こんな文章が試験で出されたらたまらない!感情が入らないわけがない!そりゃ試験どころじゃないだろう。

その他二十編、全二十一編収録のこの小説の初版は1996年、14年前である。

不思議な、時空を超えた感覚に陥りながらも、どこか温かい気持ちにさせる、珠玉の短編が紡ぎだす幻想の世界は、久々に江國ワールドを堪能するよい"マジックアワー"になった。
間宮兄弟冷静と情熱のあいだ<Rosso>冷静と情熱のあいだ<Blu>つめたいよるに
間宮兄弟 冷静と情熱のあいだ<Rosso> 冷静と情熱のあいだ<Blu> つめたいよるに



2010.10.22 / Top↑