小説レビュー その他もろもろとか。

夏の終わりに骨折してから6週間。まだバスがガンガン冷房かけてて、降りた直後にメガネが真っ白に曇ったという<ぶっ飛んだ>理由が、現在の堕落した生活の全てである。
ご近所はもう秋の様相を呈して、この労災生活に終止符を打とうと躍起になっているようだが

まだ労災の振り込みがあるわけでなく、貧乏極まりない生活でもあるわけで、毎日文字を書くことだけが許されている。

おやつは柿の種だ。
2013.10.11 / Top↑
『和色』・・・日本名表記での色の種類は300を超える。
色名の由来は様々で、動植物、鉱物、人名、地名、自然など多岐に渡り、
古代に生まれた古代色、時代とともに語り継がれた伝統色、また色そのものを捉えた固有名色、
それに付属する彩語、装飾語を組み合わせ、その慣用色名は小説などの美しい描写に一役買っている。

鶯色(ウグイス)鳶色(トビ)鶸色(ヒワ)など野山で見かける鳥たちに由来する色名のなかで、
朱鷺色(トキ)は日本本土での絶滅が2003年に記録され、簡単には見ることのできない色になってしまった。
この朱鷺の繁殖を日本で実現するためには中国から譲り受けた番いにかかっていたのだが、
この度めでたく愛らしい雛が確認され、研究者たちはひとまず胸を撫でおろしているだろう。

『ニッポニアニッポン』の学術名を持った日本の名鳥でもある朱鷺が<日本本土には生息していません>
ではお話にならない。伝統色でもある朱鷺色が、移りゆく季節の中で大きく羽ばたいて行く姿を
過去の映像ではなくこの目で確かめてみたい。

※個人の感想ですw
2012.04.23 / Top↑
今日もじんわりと沁みる話。

古代ローマの習わし(バラの花を飾った部屋での会話は秘密にする)や、英語の『アンダー・ザ・ローズ』(バラの下で)には<内緒で、秘密に>という隠語である事柄に触れ、そこから薔薇(ばら)の濁点を取って<ばら→はら→腹>に引っ張り、消費税増税についての党首会談が『腹を割って話したのか?』という話題に持っていく・・・編集長様、今日も脱帽でごじゃりまする。

さらには、フランス元駐日大使で詩人のポールクローデルの作品から<薔薇曰く われをまもるもの 
そは刺ににあらずして 匂い>(山内善雄訳)を引き合いに出し、お互いに足を引っ張り合うトゲトゲしい関係から政策に花を咲かせる『匂い』を感じさせるのであれば密談も悪くないとまとめてくる。

もはや噺家の小話ではないが、言葉の持つ余韻に唸らされるばかりである。

時事問題に対しボキャブラリーの深さもさることながら、的確に『オチ』をつけ制限文字数きっかりに仕上げるこの<編集手帳>は本当すばらしい。1面片隅ではあるけれど、取っ付き難い話題であっても自然に心へ軽妙な笑みをもたらしてくれる。

こんな文章をさらっとまとめられる人を目指します!

読売編集手帳3/2
2012.03.02 / Top↑